少し早めに出かけ、最近出来たドーム前のショッピングモールをブラリ。
ドームの試合前だという事とお盆の土曜日という事もあって、
広い店内はクーラーも効かないほどの凄い熱気に人で溢れているのです。
昨日も名古屋の人混みに酔ってしまったのに引きこもりの私には、
耐え難い空気でした。
お買い物を満喫する敬君。そしてこの後、念願の野球観戦へ・・・・。
最近、少年野球チームに入った敬君は、野球が面白くて仕方がありません。
この日もドラゴンズ応援グッズをリュックに入れて、以前から楽しみにしていた阪神戦でした。
席は、中日側の内野の一番後ろ。オープニングのイベントが終り試合開始！っと同時に
敬君のすぐ後ろにいた阪神のユニホームを着た大きな体の怖そう兄ちゃんが、
「行け行け！阪神！」っと何十人ものドラゴンズﾌｧﾝの声をかき消すような大きな声で
応援を始めたのでした。とても大きな声で驚くような迫力。
ドラゴンｽﾞの応援席にもかかわらず、周りの白い目も気にせずド迫力の応援。
その近辺の人達も気分の悪くなるようなヤジを飛ばすのです。
敬君も気分よく応援を始めたのに、すぐ後の声のデカイ阪神男が気になってしまい
半分、泣きそうな顔になっています。
その上、試合が始まってすぐに一点を入れられてしまい阪神男は上機嫌。
周りにいた人全てがとても不愉快な気分になっていて、その阪神男をつまみ出したい心境でした。
せっかくの応援ムードが、その阪神男のせいで台無しです。
一回の裏、ドラゴンズも一点を入れて「あの阪神男に負けるもんか！」っと
誰も注意する事が出来ない阪神男に対抗する為に必死の応援です。
そして2回の裏には2点も追加し、「ヤッター！」っと阪神男を見返すドラゴンズファン。
阪神の攻撃には、阪神男のまた不愉快なヤジを聞き、
そしてドラゴンズの攻撃・・・・。今夜は、毎回点を入れるという快挙に
不愉快だったその場も点を追加する度に、周りの人みんなが不愉快な阪神男に振り返り
「ﾊﾞﾝｻﾞｰｲ！ﾊﾞﾝｻﾞｰｲ!」っと盛り上がったのでした。
６回までに１１点を入れ、敬君もご機嫌。あまりの点差に、気がついた時には
流石の阪神男もいなくなっていたのでした。
そしてドラゴンｽﾞは快勝！
（阪神男を）鬼退治をしたような、爽快な気分を味わって
興奮冷めやらぬ中、帰宅したのでした。
流石の敬君も応援に疲れ、帰りの車では起こしても起きないほど寝入ってしまいました。
楽しい夏休みの思い出になったね！敬君。
そして私は、今夜も慣れない人混みに疲れ爆睡するのでした。
